いよいよ竹小舞。。

 

『つながる家+つなげる家』は、
いよいよ竹小舞。。

この竹をかいている(竹を編むとは言わず、掻(か)くと言う)光景が、なんとも大好きな家づくりの過程のひとつです。。
木組みの力強さ男らしい空気から一変し、辺りは竹の凛とした空気が漂います。竹の隙間から光がこぼれて花篭のなかにいるかのような美しさです。

この空気を感じるといつも思うのは、ここには地球を汚すものは何一つ存在しないという事。
その美しさに心をうちます。。
木と竹と藁だけがそこにあり、循環型の家づくり。


多くの現場では合板やグラスウールや石膏ボードの木っ端が散らばりながら家が出来ている頃、そんななかここは全てが土にかえっていく素材たちばかり。
優しい、そして美しい。。愛おしく思ってきます。

さっそく私もお手伝い。。
しばらくぶりで少し慣れるまでほんの少し時間がかかりましたが、やり始めるととてもシンプルな掻き方。たとえ途中で縄がきれても縄と縄をくくって結ぶという事はせず、ゆるまないように絡めて締めるようなやり方で縄をうまく繋いでいきます。縄を掻き始める、始めと終わりもおなじ、縄は結ぶと弱く切れやすい、だから締め付けてとめる事をします。

たんたんと竹と藁縄にむきあって、小舞をかいていく時間が心地いい。
そう思うのは設計者だけ?かな。。
騒がしい世界の話を忘れてしまうかのような一時。。
でも、職人さんたちは、せっせっとリズミカルにスピードよく掻いていきます。

まーくんも、見事な早さ!う~ん、成長している!
まーくんから、そっと小舞を早くかく裏技を教えていただきました。
どうやら誰も真似ができない師匠の早業を、会得したらしく、そっと教えて頂きました。
すごい!確かに断然の違いがそこに・・
う~ん、それを師匠から盗んだところがエライ!他の職方はこの方法を知りません。

普段あまり弟子を褒めない師匠も、「早くなったな」と言ったそうです。お褒めの言葉ですよね。頼もしい、未来の希望。
そんな事を感じる竹小舞の現場でした。。

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