つぎの世代へと引継いで。。

 

永く大切に住み継いでくれる住まい手をここ二年ほどずっと探していた『孫にのこす木と土の家』。。
線路脇の家とあって音がうるさくて眠れないのでは?とか、
姉弟二人用として建てた家は、とても小さくて合わない・・、とか、
もっと安くならないの、とか、
こんな素敵な家なのに案外なかなかこの家の良さを分かってもらえず、新しい住まい手探しに難航していました・・(涙)。

どんな趣味嗜好で何処の誰か分からない人がこの家を購入して、好き勝手リフォームされる姿を想像すると、家主さんともども悲しくて、なかなか広く不特定多数への不動産売買情報公開に踏み切れなかったけど、いよいよここに来て一般公開して住まい手を見つけるしか仕方がないのかなと・・家主さんともども諦めかけていた矢先。

「わあ、大きな梁!木がいっぱい~!」と、この家に訪れてこの家の良さに歓声をあげてくれたFさん家族。
行きかいする電車に子供たちはつねに走りまわって大喜び、しかもこの小さな住まいが、この家族にとってはちょうど程よいサイズでこれ以上でもこれ以下でもなくジャストフィットな感じ!
こんな事ってあるんですね。
伝統構法で家を建てたいと出会ったご夫婦は、お二人とも木に関わるお仕事をされていらっしゃって、木組み満載の『孫にのこす木と土の家』の価値を真に理解してくださるご夫婦でした。
まさにFさんご家族のために建てられた『孫にのこす木と土の家』と言ってもおかしくないぐらいに。

家主さんの願いは、この家のネーミングどおりで、孫の代へと繋いでいってもらいたいという一点。
自然や地球環境への意識を高くもっていらして、数十年で建て壊される家ではなく、100年200年先へと住み継いでいき最後の最後は大地の土となって還る『家』であることを強く望んで、17年前に建てた家です。
きっと、このFさんご家族なら、『孫にのこす木と土の家』と建て主さんの想いを一緒に引き継いでくれることでしょう。

こうして無事『孫にのこす木と土の家』は次なる世代に託されることになりました♪
子育て世代でもあるFさんご家族に合わせて少しだけリフォームいたします♪

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