上棟!そして夕食会!

 

思った以上に順調に早く組み上がった『つながる家+つなげる家』の建て前。
無事に上棟となりました!さて、無事に棟があがったことを祝い、神さまにお礼を申し上げるお祭りをおこないます。

ん、神主さん?
と思いきや、大棟梁(ダイトウリョウと言ってます)です!じつはこの度、大棟梁は”太夫(たゆう)”さんの資格をとられたそうで、今回はじめてのご披露となりました!
大棟梁の祝詞を聞きながら、柱も梁も棟も傾くことなく、この家が末永く自然の災いから守られ、子々孫々と繁栄していくことを一緒に願いました。

神事はいつも心が透き通る気持になっていいものです。日本人として自然を尊び、多くの生き物(八百万の神々さま)と一緒に、今を生きさせて頂くという謙虚な気持がそこにあります。
和の家、この昔ながらの家づくりの精神がここにあります。

神事が形だけとなりつつある今、家の姿や形からも分かるように、自然を尊ぶ心や、生き物をいかす心がなくなってしまった事が同時にうかがえますね。。


さてさて身が引き締まるような祭祀も終わって、建て主さんから職人さんの労をねぎらうための夕食が振る舞われました。こういった昔ながらの「労をねぎらう」という気持がいいでしょ!
お金だけの関係ではない、互いが互いを思いやりながら進められていく家づくり。
いい家づくりには心を通わせる行為が、いたるところにあります。。

私的には、建て主さんのお父さんが振る舞ってくれる、お刺身の盛り合わせを密かに楽しみに(普段はベジなのに)
建て主さんより上棟のお礼と、今後も怪我もなく無事に職人さんたちが仕事をすすめられますようにとのお言葉をいただき、皆で乾杯をし楽しい夕食会が始まりました。

大棟梁は建て主さんのお父さんと熱く語り合っており、私たち若者衆はお酒もすすむなか今回の建て前の手応えや感想などで話が盛り上がります。はじめて昔ながらの建て前を経験したという大工さんたちは「かなりハイレベルな仕事や、とても勉強になった」と興奮気味の様子。また今回の家づくりが大工にとって難易度が高く、しかし心動かされる家づくりであったことを話しました。
そして大工や職人として良い家づくりをひろめていくために、やる気のある者が集まって勉強しながら精進をつんでいく機会をつくろうと言うことになりました。(←そのように私がもっていったという話も・・)
保守的な土地柄の愛媛では、職人たちが声をあげる事もなく、メーカー住宅が広まるばかり。そんななか、みんなで精進をつみながら、互いに各職人さんたちが手を取り合って、心からいいなあ~楽しいなあ~と思う家づくりを広めていきたいと思っています。

近々、職人たちの決起集会!を開きたいと企てております!
一般の方々も参加しつつ、職人さんたちの生の声をきくことができるような、みんなで勉強してみんなでイイ愛媛の家を建てる、そんな集まりをつくっていきたいと考えています。私にとっては、こうやって密かにずっと思い描いていた、そんな想いを、みんなにお伝えすることが出来た、、、上棟の夜になりました。 (これも建て主さんのお陰ですね)


翌日。。
さっそく「僕もこんな家づくりに加わりたい!」と熱い想いをもつ大工さんから、参加表明がありました
さあ、職人さんたちよ!いまこそ手を取り合って進んで行きましょう!
参加表明お待ちしておりますよ  

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