五右衛門風呂のリフォーム。。

 

年明け早々だった五右衛門風呂のリフォームも無事完成して、このほどブログ←本当においついてない~(涙)。
五右衛門風呂を五右衛門風呂に据えかえるという、とっても楽しい仕事♪
いまどきユニットバスにポンと置き換えて・・という仕事がほとんどのなか、楽しい仕事が野の草には舞い込んできます♪
でも生活で欠かせない水廻りのリフォームは工事する者としては、早く早く・・と気をもむところです。しかもすでに今の五右衛門風呂には穴があいていて使えない状態・・。
そんな気をもんでいる私をさておいて、こちらの施主さま本当に気長に待ってくださって昨年の10月に相談をうけて、やっと年明け工事という運び。しかも「完成はいつでも大丈夫ですよ~」なんて、本当にいまの忙しいご時世にありがたい限りです♪

そして今回、浴室内部の木材には青森ヒバを使いたいという希望をうけ段取りしましたが、野の草としても青森ヒバを使うのは初めてのこと。ここら愛媛では杉・桧はあってもヒバはそうそう出回りません。

青森ヒバを製材されている方から教えていただいて初めて知ったことは、青森ヒバは国内で唯一の原生林的な天然木とのことで、自然淘汰されて150年~300年生きてきた木のなかから50cm以上(250年~300年)の立木を抜きとって計画的に伐り出しているそうです。
当然、天然木だから人の手が行き届いている木ではないから、節の無いもの、材として相応しいものとなるととても貴重になります。青森ヒバが高級な材として扱われる所以がすこし理解できました。
今回は建具材や造作材に羽目板材などもすべて青森ヒバずくし。
腐りにくくシロアリを寄せ付けない、耐久性の高さは半端なく、浴室内の木材としては最高峰!
さてどんな材がやってくるか・・材料が良いと気合が入ります!

五右衛門風呂の設置にはユニットを活用。
耐火レンガ積みにしたかったけど、今回はずいぶんと待たせているという事もあって次回に~。
大和重工さんの耐火ユニットは施工しやすく出来ていてとても便利です。
とは言え、浴室の仕上げとなるタイル割や既存の建物が歪んでいるなどもあって、細かいところが気になるので面倒を言いつつ進めます。

そして想像はしていたけど・・構造材の腐りがひどい・・ほぼほぼ柱を切って、宙に浮いた状態に解体!水廻りのリフォームは、どうしても柱や土台が腐りがちです。
しかも前回の五右衛門風呂交換時には、やっつけ仕事だったらしく、構造材の腐りも放置してたのでなおの事。予算的には十分の余力は見てなかったけど、気持ち悪いままでは嫌なのでしっかりと手を入れて直すことにしました。
お施主さまにもここまでやってくれるのかと喜んで頂いて、目に見えないところまで気持ちよく、そして後々の次の交換時を見込んでジャッキアップしやすい造りにしておきます。(細やかだけどこういった事が後々に大事)

青森ヒバで窓枠や天井がすこしずつ出来上がっていきますが、なんだか杉やヒノキとは別格な感じの仕上がりになってきましたっ!(驚き)
250年~300年生きてきた材のもつ雰囲気はまさに神的という感じです!
伝わるかなあ~?(完成写真をお楽しみに)

タイル張ったり。。

無垢材の山桜でつくった家具を据えたり。。

古びてきた木材たちもこの際なので綺麗にしてあげました。。
そして磨きをかけてあげて・・
次回お風呂完成編です!

関連記事

PAGE TOP