家づくりに参加しながら。。

 

家づくり、プロにやってもらうのは容易い話だけど、ちょっと自分たち自身が関わるのもひとつ。
全部お任せでなく、自分たちの家づくりに自分たち自身の手の跡をのこしていく。
そういうのもまた家づくりの思い出として。。
『往き、還る家』でもそうしたように「施主しごとの第二弾。。」
『心地よい家』でもレンガ積みを自分たちの手でする事になりました。

今回ご主人さんとはスケジュールが合わず、平日に私と奥様の二人でレンガ積みとなりました。
いつも背後から施主しごとを指示していた私だけど、久しぶりに手を動かしてのレンガ積みです♪
女二人でのレンガ積みはかなりハードで忙しく、モルタル練ったり、レンガを切ったり、積んだり、目地を整えたり、次の段取りをしたりと、休憩もなかなか取るタイミングがない4日間となりました。
奥さんも家事の合間を抜けての4日間だったから、きっと大変だったはず。
でもだんだんと要領を掴んで、すぐに阿吽の呼吸での作業となり、自分で言うのも恥ずかしいけど、プロ顔負けの積みっぷりに~♪
このまま二人どこかに出張して仕事できそうな感じ~♪
あっいえいえ、プロから言うとまだまだな出来です(笑)が、素人積みにしてはなかなかの上出来。

お任せでなくこうやって建築に施主自身が触れていく機会は、物づくりの原点です。
すこし一線を越えてみるだけで、それまで素人が立ち入ってはいけないと思っていた領域が、もっと身近なものに。
これから先、ながく我が家を維持していくのはなんと言っても建て主さん自身なので、建築により深く興味をもって受身で無く関わっていくことや知っていくこと、「建築はプロがするもの」という思い込みを取り払うことが大切。
昔は、多くの仕事を施主も協力し合いながら家が造られ、一緒に作業をしたりご飯を食べたりしながら、絆が深まって長く付き合っていった訳です。
お金だけではない繋がりというものをとり戻していく。
そんな家づくりがとり戻せたらいいなあと感じるのでした。。

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