キッチンを自分で組み立てる?

 

女性にとってお台所は夢が積み重なった空間です。
設計者の私でさえ、キッチンづくりは常に毎度ワクワクしますから、自分の家のキッチンならなおさらの事でしょう。
メーカーさんの既製品のキッチンが来たとしても、それはそれでやっぱり嬉しいのが女性です。
野の草のつくる台所は、オリジナルで家具の職人さんが手づくりしてつくる1点ものキッチン台ですからなおの事、出来上がってくるまでのわくわくが半端ないです(笑)。こうしようかあーしようかと頭で悩んだものが、職人さんの手によって形となって出来上がってくるのですから。

国産の無垢の山桜をつかって、永く愛していくに相応しいキッチン。
節もあったりしますが、無節でトロだけを使ったような高級な家具を目指すのではなく、永く愛していける肩肘を張らないキッチンをおすすめしております。

さてそんなキッチン台の製作現場の様子。。
このごろ恒例のように、キッチン台の最終の組み立て段階にお施主様に来ていただいて組立作業を体験していただいております。
せっかくの無垢ものキッチンですから、無垢の指物の家具ってこうやって組みあがっていくのよという瞬間を見ていただいております。ベニヤでつくるキッチンや工場製品物とは違って、やっぱりそこは人の手がつくる物として、ここが面白い瞬間と言えます。

細いパーツたちばかりだったものが、みる間にだんだんと形になっていくから面白い!
もちろんそこまでの段階で職人さんが緻密に計算してミス無く刻んでくれているからこそ出来ること。

きっとお気づきかと思いますが、
材料の大きさこそ違いますが、この家具を組み立てるこの架構そのもの伝統構法でつくるお家の架構とまったく一緒なのです。お家の建前のときに柱と梁が組み合わさって骨組みが出来ていく、その発想とまったく一緒なのです。
日本の伝統文化の通じ合うところ。
そんな事に気が付いて、我が家をまたもう一度眺めなおすとさらに日本の物づくりに心惹かれるかと思います。。
『小さな本物の家』日本の手仕事と物づくりを大切にしていきたいと思っております。

いつもご無理を言ってご協力いただいているカグマさん、ありがとうございました♪

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