先日、野の草の稲刈り・脱穀に参加してもらった方々から、この時期だからということもあっても注連縄づくりがしたいという声があがった。
ちょうどそのときに『誕生と成長の家』の施主Aさんが、みんなに縄を綯(な)ってみせたということもあって。皆に声をかけたら、やりたい人大勢。
師走の忙しいなかではありますが注連縄づくりをすることになりました。
縄を綯(な)う、なんて日常的にも経験のない世代のわたしたち。
注連縄づくりは、縄を綯(な)うことから、はじまる。
藁縄なんて、たかが縄、簡単なようで・・、でもなかなか縄にならない・・。
器用にスッと綯(な)い方を体で覚えて縄をつくっている人がいるかと思うと、どうしても縄にならない人もいる・・。
後者がわたし(涙)。
どうしてもなかなか縄にならなくて、ぶーぶー言っている私。
上手な人はサクサクと縄にしていくのに~。
手の平が薄いからかなあ・・???
でも『誕生と成長の家』づくりをとおして出逢った人たちが家づくりだけではなく、そこから注連縄づくりへと繋がって拡がっていったことが私には嬉しく思いました。
土壁づくりにつかう藁縄だって、昔はこうやって手で綯って作っていた訳で・・・、そう思うとどれだけの途方も無い時間をかけて家がつくられていたのかが分かって、やはり先人たちの忍耐力や精神力は凄いなあと肌で感じます。
いまの時代は便利な道具や機械があって、そこからの手の掛かりようから言うと、どんなに楽になったことか。
ならもっともっと先人たちよりも上のものを目指していける余力がある時代なハズ。
だけど、現実はなかなか皆いっぱいいっぱい。
そう思うと何がそうさせるのか。
ほんとうに私たちは豊かな方向にむかっているのかな・・、と思わずにはいられない事が多くあります。
縄綯(な)いのコツが掴めぬまま注連縄づくりも終了。
でもひとまずなんとか注連縄らしく?なりましたよ。
やっぱり新年を迎えるための注連縄を自分でつくるとお金をつかって買った注連縄とは何倍も違う空気感がありますね。
きっとこういう事なのかな。
忙しい時代、心まで亡くさないように。
これで新年心を新たにして年神様をお迎えできそうです。
あーまだまだ、大掃除がこれからです!(笑)
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