瓦施工中。。

 

『誕生と成長の家』屋根工事が始まりました。
屋根は瓦葺きです。
夏の日射熱も遮ぎり通気性の良い優れた日本の屋根材です。
「屋根に瓦なんて重たい!」
っと言われる人がいますが、屋根に瓦を載せただけで地震に心配な家って、それこそ本当に大丈夫なの???って思っちゃいます。

そしていつもながら、ここは譲りたくないというこだわり部分は、”杉皮”です!
「杉皮なんて….↓」と、馬鹿にする人がいるかもしれませんが、今時のルーフィング材が追いつかないほどの優れた機能と耐久性をもちます。
杉皮は文字どおり、杉が自分の身をまもるために羽織ったコートのようなもの。
雨に強く、水に腐りにくく、虫も寄せ付けず、蒸れず、通気性もよく、っと、1000年も生きる杉がまとった皮なのです!
そう言うと、現代のルーフィングをはるかに上回った優れものっと言うことがよく分かるでしょう。

今のルーフィングは、通気性がないため結露を生じたりして野地板が腐ったりすることがあります。
最近は、通気性のあるルーフィングも出回ってきましたが、でもそれでもルーフィング材の耐久年数はおおよそ15年~20年・・。1000年生きる杉の皮とは桁外れの大違い。

100年ほどの古家の屋根を解体していると、昨日葺いたばかりというような杉皮が出てきますから、その耐久性は間違いないです。
自然の素材である野地板(うちでは杉板)との相性ももちろんのことバッチリ。
過酷な屋根で、杉皮が呼吸することで野地板が蒸れずいつまでも健全にたもってくれる。
そのためにも通気能力のある瓦とのセットが大切です♪
先人たちが生み出した家づくりは知恵の宝庫、本当にスゴイ!
自然素材でつくる家、屋根の下地までもが自然の素材だから、呼吸できて気持ちいい!って家が言ってそうに私には聞こえます。。

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