たまらなくこの空気が好き。。

 

竹小舞搔きぼちぼちと進んでいます。
建て主さんが頑張ってくださるので予想をこえる早い進み具合です。
だんだんと家が竹の花籠のようになっていって、何度これを経験しても感動します。

無駄のない美しさ。
そして空気が気持ちがいい。
作業中に何度も何度も「気持ちがいいねえ」って、つい口からこぼれちゃうほどに(笑)。
最終的にすべて自然の土へとかえっていく素材ばかりだからでしょうか。
目に美しいというか、細胞が喜ぶと言うのか、なんか生き物として心落ち着くような何かがここに・・。
分かってもらえるかな?分かってくれる人は分かるかな、笑~、なかなか伝えられないこの感じ、体感してみないと。
私も体感することで知ることができた、もうもと(ボード張りの家づくり)には戻れないほどに心地いい家。

建て主さんもなんだかずっと楽しそうです♪
ハマルノデスよね~。夢中になっちゃうから一日があっという間。
そして『小さな家』の建て主さんたちや大工さん家族も応援にきてくれてお手伝いしてくれました。
現場内は密ではないもののほんわかと賑やか。


ずっと描いてきたみんなでつくる家。
そのむかし建築がもっと庶民の身近にあった頃のように、施主や友人や知人が手伝いあって出来てきた頃のように。。
一般の人たちは「私たち素人が手を出してもいいの?」と、そう今の摺り込みでは建築は専門の職人がつくるから素人はお任せしておかなければいけないと。
でも職人も素人さんも大差なく出来ることが昔にはたくさんありました。それが昔ながらの家づくり。
そしてそこにあった繋がりこそ取り戻していきたいところ。施主とか職人とかそういった垣根を取り払って、ともに家をつくっていくという仲間であるということを。そこには単に家をつくるというだけでない喜びがあります。
法律で決めた保証がないとリスクがカバーされないような不安ある今の建築業界で、手抜き工事をされないかといつも監視する施主と、クレームに怯えていつもそのための対策を頭巡らしているような業界。建築現場にお施主様が来られると、ちょっと現場内は空気が張り詰め、言葉を選ぶような職人になるのではなくです。
施主側だけでなく造り手側にとってもルーティンのような家づくりではなく、喜びや生き方としての家づくりがあるような気がしています。
本来のしごとをしつつ、「本当にいいねえ。本当にいいです。」って本音で語り合える仲間のように。
そのためにも共につくるって、建築の原点でもある大切な事のような気がしてます。


私もずっと思い描いてきて一歩ずつ一歩ずつ。
今はそんな光景が現場内にみられて、幸せ気分になってしまいます😊
いろいろなこだわりでやっている野の草だけど、実はそこが一番、大切にしていきたいところ。
大昔のホームページでも「ご飯でも食べて帰りや~」と言い合えるような関係、とそんな事も書いたような。。

アレアレ、ついつい熱くなって脱線・・(汗)。
書き出すととまらない😅
竹小舞搔きの現場の心地よい空気、動画で伝わるか、ぜひ動画見学してみてください♪

↓↓↓youtube『伝統構法で家づくり 竹小舞搔きの現場見学をしてみよう!』

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