コトコトと思う。

 

久しぶりに冬らしい寒さです。。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
すでにFacebookを見てくださっている方にはご挨拶済みですが

新年、現場のほうも大詰めにつき寒い寒いとは言ってられず、職人さんたちも引っ切り無しに出入りして忙しい日々を過ごしております。
と言っても、今日は仕事初め初の日曜日です。
お正月もお休みらしくなかった私は、やっと家に籠もって、女の幸せを仕事合間にひとり愉しんでおります♪

畑で氷ついた大根を引っこ抜いてきての切り干し大根づくり。
このあたりの集落にならい、ゴッツイ切り干し大根!
なんのこれが最高にイケルのです。
薄く切った切り干しでは得られない噛み応えと、お出汁がしっかり染みて、コレ最高に美味しいっ!
すっかり細切りではないゴッツイ切り干し大根が我が家の最高のお気に入り。
今季二度目の切り干し大根を、外気のように凍りつくような土間台所でせっせっと(笑)。
案外夢中になっていると寒さも気にならず、ついつい薪ストーブの上で煮込み用の晩御飯の支度も、切り干し作業の傍らついでに。



そして薪ストーブで暖められた部屋で、コトコトと煮える煮込みを片目に、済ませておきたい仕事にゆっくりと向き合うのがなんだか幸せな時間。
笑~変かもしれないけど、休みの日にゆっくりと仕事にむきあうのは案外好きな時間のひとつ。
大工さんとも「休みの日に溜まった仕事をゆっくりとするのっていいよねえ~。」と先日、共感しあったばかりで、どこまで仕事人間なんだっ!と笑われそうだけど、そういう人は案外多いのかも。
好きなことを仕事にしている、だから言えることなのかもしれない。

家事もそう、料理もそう、仕事もそう、時間がなくて追われてするのは好きではないし、追うのも好きではない。もっともっと時間があるといいなあ。
野の草の仕事は他とくらべて時間の流れはずいぶんと違うのだけど、それでも生きていくためにやっぱり追われることも出てくる。
好きなことにじっくりと取り組んだり、物事ひとつひとつ手間をかけたり、みえないところも納得いくようキチンと仕事をする。そんな仕事がまわっていくような世の中であれば、どんなにもっとみんな幸せだろうか。きっとこれは私だけの望みではないはず。
本当に熟成された豊かな社会とは、好きなことや得意なこと、良いことがキチンと仕事として廻っていく社会だと思う。
お金だけが廻ればいいと言う経済優先の社会ではないと思う。
コロナ禍で一皮二皮はがれて本当の豊かさを誰もがもとめるようになれば。
そんな年をめざして、今年もよろしくお願いします。


↑薪ストーブでコトコト煮込むものたちには、パッと出来上がるものたちと違う何かがあるんだよなあ。

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