年の瀬も近づき『心地よい家』の現場は大わらわです。
器具付けや建具など最後の終いに、この時期はたくさんの職人さんが現場に出入りします。
しかも年末だからどの職人さんも他の現場の終いもあるなかでたいへん忙しそう。
日本人独特ですよね。この「年内に片付けて終える」という大衆意識。
家づくりの現場にもそれがあって、みんな忙しそうです。

職人さんが忙しい時期は、最後の段取りや最終チェックに日々目が離せません。
些細な思い違いから迅速な対応も必要とされる時期。出来あがってしまえばそれでお終いなので、何より最終確認が大切です。小さなことだけど、対応をしておくと不都合なく済みます。

たとえば床下点検口用に取手をつけようとしたのだけど、開閉方法に思い違い。
職人さんは男性だから、力ある男性をイメージした開閉方法を想像。でも力のない女性でも開閉できる使い勝手を指示しなおして、寸前のところで開閉の仕方を少し変えていただきました。出来上がってしまえば住まい手にとっては一生、「重いなあ～不便だな～」と言いつづけて開かずの床下収納になることに。家づくりはそんな積み重ねの連続なのです。。
そこは設計者が現場に張り付いている利点かな♪

最後年内に片付けておきたい、現場に溢れる木材の木っ端。
建て主さん大工さんに声をかけ、皆で一緒に片付けました。
溜まりに溜まった木っ端、切って整理するだけで3時間もかかってしまいましたが、皆で一緒に片付けたので苦労もほんの少しに変わりました。
そしてお片づけの後には、建て主さんが労ねぎらいの忘年会を催してご馳走してくださいました。
『心地よい家』もあと少し・・。なんだか終わっていく寂しさがこの頃からヒシヒシと。。
さあ、新年、完成ですよん♪
完成見学会できたらいいねえ～。あとは残る工事次第。
1月最後の週末～（何事もなければ）。
ラストスパートで現場は頑張ってます♪