『土間と風の家』の家づくりが始まっています。。
我が家で使う木材に初めてご対面~! の山へ木材検品は、
建て主さんにとって初めて家づくりを実感できる場です
建て主さん、大工さん、現場監督、設計者、みんなで和気あいあいと、高知県の池川林材さんへ!
池川林材さんには時間をかけてあちこちの市場で良質な原木を探してもらっていました。
その確認でもあります。
100年200年もたせていく”木の家づくり”のために何より大切なのは木です。
しかし木の家だと言っても、あまり木に関心がない、この頃・・
システムキッチンやユニットバス、家の断熱や性能にこだわっても、家の骨格をつくる為の最も重要な木材に関心がないのは、残念なことですよね・・(涙)
でもそれが今の家づくりの現状かもしれません・・。
池川さんも、高温乾燥の弊害について建て主さんにお話をされていました。
木を売る木材屋さんが「これでは・・」という木材の現状に耳を傾けたいものです。
高温乾燥は木材の油も抜けて、腐りや虫の害にも弱くなります。
また木の粘りがなくなると言えます。
しかし市場が急げ急げで家を建てている現状に、木材屋さんは高温乾燥を使うしかないのです。
ちゃんとした木の家づくり、どんな場面でも急ぐことは難ありと、常々私は思います。
そんな現状を少しでも知っていただくことが、木の家づくりにとっては、とっても大切だと思い、山へ足を運びます。
時間をかけることにお金はかかりません。
生き節材の予定だった材が、節も無いようなこんな良質な材に変わってくることもあります
とっても目込んでいて赤身の強い材です。
めちゃめちゃ綺麗~!
時間をほんの少しかけるだけで、こんなメリットが
池川さんには感謝感謝!
「AAさんの家づくりは時間のゆとりがあるから出来ること。今回は良い原木がたくさん買えた。」
っと言われてました。
木材屋さんが胸を張って誇れる木材は、建て主さんにとっても、いい話になると思いませんか。
木の家づくりは、みんなが幸せになっていく事でこそ、良い循環が生まれていくのです。
他の職種も同じですね~
またAA STUDIOのこの頃のスタイルで、木材は施主直営で直接買い付けしています。
80年以上の目込みの高樹齢材を探してもらうと言う特別注文も、こういった施主直営による建築方式で中間マージンを含まない分、とってもお安く購入できるようになっています。
良い循環がうまれて、ちゃんとした木の家づくりが復活していくように~それが私の願いなのです
そしてちょうど『土間と風の家』に使う柱材が挽かれている最中でした。
150年もの樹齢の材が挽かれていっていました。
木の家づくりが、私達の年齢をはるかに超えた木の命をもらう行為であること。
自然と手を合わせ感謝したくなります。
それが昔からあった日本人の心かと。
命に感謝し、良い家づくりをしていく事が、木への感謝の気持ち。
木材をこれから大工さんの工場に運び入れ、木や準備をして下さった池川さんに敬意を払って、じっくりと自然乾燥をしていきます
池川さんに、建て主さんも感謝の言葉を何度も掛けられていて、これも家づくりにとっては欠くことのできない工程ですね
そんなこんなで木材検品は、家づくりに欠かせない意味をたくさん含んだ工程と言えますね~。
池川林材さん、ありがとう!
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