『土間と風の家』に、今回基礎石でお世話になった大島の採石屋さん、その支援NPOの能島の里の方々が見学に来られました♪
今回初めて使った大島石。その基礎石の現場での出来上がりを見ていただき、建て主さんにも来ていただき、今後の大島石の活用方法などについて一緒に話し合うことができました。
自分たちの石がどういった使われ方をされたか、実際に現場を訪れ目で見て、そして次なるアクションのために現場の声を聞いて話し合っていく事ってとても有意義です。また私たち現場の人間や施主さんにとっても、生産者や各職の生の声を聞くことが、建築というものの根底を落とし込んでいくためにも、とっても大切なことだと感じています。
いまの多くの建築現場は、そういった繋がりを失った建築といえます。
品番ひとつで、そこに携わる人と関わらずとも、またひとつひとつその背後にある現状を知らなくても、物だけが簡単に行き交いする時代です。物だけが流れる。ある意味、血の通わなくなった建築とも言えるような気がします。
血を流していくのはそれに関わる現場の人間。
とくに伝統構法の家づくりではそれが言えるような気がします。
大工さんだけが生き残っても、伝統構法は残りません。伝統構法は調和の産物。
ありとあらゆる職種の職人たちが輪のように繋がってこそ、美しい和(輪)の建築が生まれるのだと感じます。。
地元に石があるんだから使いたい。
木も土も草も、石も。。
そして人も!
建築というものが表面的な見た目だけでない、そこに未来につながっていくための豊かさを含んだ世界であることを感じることが出来るでしょう。
野の草はそんな物づくりを目指したい。。
大島石の活用。そして大島石のことを多くの方々に知ってもらいたいと思います。
石を知って感じて楽しむ企画を練り練り中。
住まいは地産地消でいきましょう!!
お楽しみに~!
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