家づくり最後のフィナーレ、見学会も昨日無事終了いたしました。
お盆休みで皆さん里帰りという事もあって参加者さんも少ないかなと呑気に構えておりましたが、皆さんにいろいろとお声をかけて頂いたようで、適度な人出での見学会開催となり、昔ながらの家づくりをお知らせする良い場となりました
本当にありがとうございます。
今回、鍛造家TESSENの山田さんにも鉄の作品を展示していただき、住まいのなかに鉄がある風景を見ていただく初の機会となりました。なんと朝一番には自宅の野の草を摘んできてくださり草花を活けてくださったり、花器の配置一つにしても妥協のない姿勢に学ばされる思いがしました。
日常の暮らしに鉄が身近にあること、慣れていない私達です。
でも花器にしても灯にしても器にしても、さりげなく鉄が側にあると、木や土や草や石の家がさらに豊かになるように感じるところです。住まいのなかに鉄がある風景、その良さが伝わるといいな
又いつもながら野の草では大工さんの見学者が多く、感心をもっていただいていること嬉しく思います。今回は製材屋さんの来訪者も多く『往き、還る家』の木を活かした家づくりを見て頂けて、私としましても、もっともっとこの愛媛で木の家づくりが拡がっていけばと願って、ご案内をさせていただきました。
大工さんの中には、こういった大工として存分に腕を振るえる家が造りたいと話をされていました。メーカー住宅など今主流となっている大壁石膏ボード張りの家(真っ白い箱物)では、叩き上げで墨付けや刻みを学んできた自分と、大工仕事を始めて2ヶ月ばかりの子と、家の出来栄えに大差がなくなると・・やり甲斐のない建築業界の現状をお話をされていたのが印象的
いつもながら技術とやる気や想いのある大工さんたちが生かされる木の家がもっともっと増えるといいなあと思うことです。
このフィナーレとしての見学会、建主さんも準備段取りから見学者の案内まで一緒になって楽しんでくださっているご様子これも一生に一度の思い出ですね
そして初の建主さんによるトークセッションでは、時間をかけながら出来上がった『往き、還る家』の物語が語られました。
今の時代の家づくりとは逆行するような家づくりを何故に?
3.11をきっかけにして変わっていった自分たちの物語であり、家づくりを通じながら変わっていった自分たちの物語です。
今度はこのトークセッションをとおして、自分たちがそうであったかのように次なる人へ伝えるライトワーカーとなってくれている事。野の草の応援団であり、大工さんや職人さんの応援団でもあること、嬉しいかぎりでした
家はつくったら終わりではなく、ここからが始まりですね
いつもながらたいへんな家づくりを懸命に手がけてくださった大工さん職人さん達に感謝
そしてその貴重な機会を与えてくださった板垣さんに感謝いたします。
どうもありがとうございました
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