巡る暮らしと仕事。。

 

ブログを書くのが追いつかない日々・・
でもどんなに忙しくても恒例のヒジキ刈りは、欠かせない野の草の暮らしの行事。
とくに自然のものは『時期』があって、待ってはくれない。
完成をむかえた現場と新たに動き出した現場のふたつの作業に手をとられるなか、大潮という潮のタイミングをねらってヒジキ狩決行!
真夜中の2時ごろにスタッフ共々、海に収穫に出かける。

そして収穫後がまったなし!
庭先で大きな釜をつかって長時間ヒジキが柔らかくなるまで炊いていく作業が待っているから。
お天気が続くとありがたい。
いつもながら業務用並みの半端無い量を・・、釜をフル回転させながら何度も何度も繰り返し、2日~3日ほどかけて炊き上げる。乾燥をさせて、結いでお手伝いに来てくださる方やお世話になっている方々に配っていくので、やっぱり自然とその量。

役に立ってくるのが、古民家の修理のときに出てくる木っ端たち。
今回は蔵の改修ででてきた半端ない竹たちが、燃料として大いに役立ってくれています!
これを台所でしようとなると、ガス代がとてつもなく恐ろしいことに・・、結果、お裾分けなど考えられない・・という事になる。

庭先で火が焚けるというのは本当に強み。そこは田舎だからこそ。
現場で出てくる木っ端は貴重な資源!
捨てればゴミ!使えば資源~♪
なんだかこういうのがとても心地いい私。
仕事と暮らし、繋がって廻っていることに、身体のなかから湧き上がるような喜びがあるのです。
当然のこと資源にできる素材であるかが、仕事のベースとしてなければ始まりません。
これからの時期、竹の子もそろそろだなあ~なんて。

冬の暖房も、現場から出てくる資源をおおいに活用します。
薪は買うものではなく♪
無理をせず集まってくる燃料たちに感謝感謝の日々。
そしてそこから出てくる灰を我が家ではフルイに掛け、今度は野の草の家づくりに使う和紙をつくるための、溶解の資材として利用していきます。
苛性ソーダなどの劇薬を使わなくても、本来の方法で、環境にも人にも優しい紙を提供することができるのです。

変な薬剤を使うと、その先、廃液はどうするんだろう?っと頭がグルグル考えちゃう。
きっと川に流され・・海や川の生態系に影響し・・それはいずれ、自分のもとに巡って帰ってくることに。やっぱり良い事も悪い事もすべてが廻って巡っているのがこの地球という自然界の摂理だと考えさせられます。

なら美しく心地よく良い循環でありたいもの。
仕事と暮らしが輪になって巡っていく日々、
今日も忙しいけど心地いい毎日です♪


関連記事

PAGE TOP