しばらくぶりの『誕生と成長の家』は、木枠取り付けにかかりました。
いまの時代、アルミサッシの普及によりあまり外部周りに木製建具を使うことがないので、外部木枠の造作はなかなかに手間な仕事です。
とくにガラス戸、網戸、障子のすべてが引き込まれて全開放となるリビングの通称ジャンボ鴨居の取り付けは、どの家づくりでも一番大工さんを手こずらせる面倒な奴。家づくりの山場と言えるかもしれません。
でもこの開口があると、窓をあけたくなる気持ちのよい季節は全開口できて外と内との一体感が味わえて最高に心地いいのです。
金属であるアルミサッシはやっぱり無機質で冷たい感じ、せっかくのリビング、木と土の空気を存分に満喫してもらうためにも木製建具の木の温かい風合いは欠かせません。
っと言うことで、一生暮らす家づくりなので、大工さんには面倒ながら頑張ってもらってます。
それと各所には断熱材も仕込まれて、天井も張られました。
昔ながらの古臭い建て方だからと言っても、断熱材は入れないという訳ではありません。
ときどき勘違いをされる方もおられます(笑)。
居住性や快適性も高めつつ、昔ながらの住まいのよい所を取り入れていくことが大切です。
過剰すぎるほどの断熱材や高気密化は、家を早く傷める原因になりますので、それは出来ないのではなく、しないという選択です。
「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」です。
これから仕上げにむかって進められていきます。
工程ひとつひとつが見逃せません♪
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