『小さな本物の家』の建て主Oさん達と高知仁淀川町に行ってきました。
まずは腹ごしらえとして、同じく仁淀川町で昔ながらのこんにゃくづくりをされている『山のめぐみ舎』さんでランチを頂きました。
コロナ禍でしばらくランチはお休みだったみたいですが、ちょうど開始されたばかりというナイスなタイミング。デザートにいたるまで全てこんにゃくアレンジが凄くて、しかもベジ、とても美味しくて勉強になりました。
しかもお誘いしたにも関わらずOさん達にご馳走になってしまった野の草。ほんとうにご馳走さまでした😋
お腹も満たされたところで、いよいよ!
目的は、製材された我が家の構造材の検品と、山から原木が下りてきて、それが柱や梁になっていくその工程や製材所さんの仕事を知ってもらいたくて。
目に見えないところで頑張ってくれている方達がいてこそ木の家が建てられるのだから、家づくりでは欠かせない工程のひとつです。
あちこち製材所さんが廃業していっている時代。街場の木材屋さんも随分と無くなりました。
木を使っているけど、木を使っている木を活かしているとは言えない家ばかりの現状です。
そんな現状に、裏方で支えている人たちの仕事は苦しめられ無くなっていっています。
木の家であって木を木として見ない家づくりでは、きちんと長持ちする良い木が選ばれる事はありません。見えなくなる木にお金を掛けるより、キッチンやユニットバスにお金をかけたい。木材は少しでも安いほうが良い。残念なことに、木の家を建てようとしているのに木の事を知ろうとしない家づくりばかりです・・😭
私もこういった家づくりをするまでは木の事を見てませんでした。それよりももっとオシャレな照明器具や・・衛生器具や・・金物が・・デザインが・・高気密な窓が・・でした😭
でも、木で家を建てるんだったら、まず命をまもる骨組みである木の事を、知りましょう。
製材屋さんが大工さんが「こんなんでは長持ちしないのやけどね・・」っと言う言葉を多く聞き、でもその多くの声は届いてない事を感じます。メーカーさんのほうが宣伝上手だからね。
ただただ安い木を売る仕事、やりがいのない仕事では、製材屋さんはいずれ消えて無くなっていくかもしれません。
だって木を見ない、木で無くても良い家(鉄骨であっても良い家)ばかりなのだから・・😥
いつも思うのですが、私たちが選ぶものが確実に未来をつくっていっているし、それが自分たちに帰ってきます。
やっぱり時間をかけて、きちんと木の家づくりをして欲しいと願っています。
大きな原木が、加工されていく瞬間。めったに普段は見ることのできない光景。これも木を知るためのひとつです。男の子はこういった機械物が大好きですね♪きちんと目に焼き付けておいてね~😉
そして本日のメインディッシュの、製材され準備された、我が家の柱や梁たちにご対面~♪
わあ、超綺麗~節がないやん🤭
予定は節ばかりの特一材等級なのに、節がない綺麗な木材!
いつも野の草では【80年生以上の高樹齢目込み材】ということで探してもらってますが、木材というのは市場に良い原木が出なければ手に入らないので最終的にはご縁もの。そのなかでいつもお見積もりより数段上の等級で木材を準備してくださるのが本当にありがたいこと、池川林材さん。
木材の並べ方から、言葉には出さない「良い木を揃えましたよ!」っという製材屋さんの自信と気合を感じますね💕
良い材を準備してくださっていて、本当に感動~♪ ありがとうございます。
こういった木を見せられると良い家づくをしなければ!という気合が沸き立ってきます😤
そしてずっとこの日を楽しみにしていた建て主Oさん。
家づくり始まって以来、初めて物ある形として出会うのがこの柱や梁たち。
とっても綺麗な材とご対面して、ますますお楽しみになった様子です♪
でもこれから1年ほどは自然にまかせて乾燥~。じっくりと待ちます。。
じっくりとゆっくりとが木材を一番良い状態で乾燥をしてくれます。
一年先なんて案外あっと言う間ですから、じっくり待つというワクワクもしっかりと味わってください~☺
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