上映会に参加して。。

 

昨日は友人知人が開催した上映会『蘇れ生命の力』に野の草も協賛とともに参加してきました。
小さな診療所に「名医」との評判を聞きつけた人々が全国から訪れる真弓小児科の医師のドキュメンタリー映画と、その娘さんである真弓紗織さんの講演でした。
薬や注射に安易に頼らない。診療を対処療法で終わらせない。医師は患者の”病気にならない体づくり”に全力を注ぐべしとして、時間をかけて生活習慣のアドバイスを基本に尽力してきた真弓定夫医師が一貫としてきたことは『ひとは自然の一部である』というその一点だけ。
不自然な生活そのものが動物としての私たちの身体を病ませる原因となっていることや、低体温化しつつある現代人の体に何がおこっているか、病気になって医師頼みではなく患者自身が病気の意味を知って生活の根本を解決していく必要性や、医師として現代人の便利すぎる暮らしに警鐘を投げかけるお話でした。

聞いていてお話は、衣食住すべてに繋がっていることのようで、私たちが向かおうとしている未来について語りかけ投げかけてくるものがありました。
真弓医師の、ひとは自然の一部である、という言葉は、いつも私自身も判断基準のベースにしているようなところで
農業だって自然から外れて大量生産や見た目や作物の大きさを競うようになって、化学肥料や有機肥料を大量に使わなければならず、その結果に虫や病気が作物に発生し、その対処療法として農薬や薬に頼らなければいけない農業となっていることを農を営む友人達に以前に教えてもらいましたが、そのお話がすぐ思い浮かびました。
また私自身の住の世界だって、人が自然から外れ、昔ながらにその地にあった気候風土にそった家を手放し、必要以上の快適性や便利さそして作り手の生産効率をあげていく事に専念をし始めてから、床下が湿りやすく風通しが悪くシロアリやカビが発生しやすく家が腐りやすい、その結果薬剤による対処療法などが取られています。
でもそういった農も住も、結果的に人の健康を害する結果となっていっています。

常々、家づくりを通して伝えてきたことは、自然とかけ離れていけばいくほど、自然の摂理のなかでは問題がおこっていくこと。
自然界の季節とは大きく温度差のある家に住むことは、家も病むけど、人も病むということ。
真弓先生がしっかりとそのことを告げており、夏は汗をかく生活をすること、冬は寒さを感じながら暮らすことの大切さを説いています。
暑すぎる寒すぎる家はいけません。でも暑すぎず寒すぎない工夫として、昔ながらの家があり、人は今以上に健康的に暮らしていたことを私たちは知って見直さなければと感じます。。

住も農も人も、対処療法で薬をつかって、一時的に問題を表面から消しても、次にはさらなる問題が発生していきます。
やっぱりそれは自然のおおもとの摂理に反しているからこそ。
人が生き残っても、自然が壊れてしまえば、人は生きられなくなります。
自然の摂理にそいながら人も自然の一部であることを感じながら生きる大切さを感じる上映会でありました。

素敵な上映会を開催してくださった友人に感謝です♪
↓野の草設計室もひさびさの一日カフェ屋さんにて応援してきました♪

 

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