友人のUファミリーに今日はメリークリスマス
プレゼントという訳にはいかないけど(設計はプレゼントだよ)、
頼まれていた箪笥の納品をクリスマスにと、カグマ製作所の馬越さんとご一緒にサプライズ。
脱衣所に置く予定の箪笥は、その場にジャストフィットのサイズで、
家族全員の下着類などを収納したいという事で引出し数の指定もあっての製作。
デザインは野の草、製作はカグマ製作所にて。
予算に合わせての木材選びとなり、運良くブナのお手頃品に出逢い、
優しい風合いの箪笥に仕上がりました。
最初は予算的に厳しそうだったけど。。
合板やビスで組み立てられた安い箪笥がたくさん流通するなか
こういった本物の箪笥はなかなか見向きもされない時代だから。
カグマさんも野の草も、比較する先がそういった現状に嘆きを隠せない。
お頼みいただけたのはUファミリーの「友人に製作を」という気持ち
そして出来上りを前にして、
そこらへんにある箪笥とは、無垢材が放つ心地いい空気感や手触り、指物での仕事の美しさや、細かな気配りのデザインなど、
気楽に買うことのできる箪笥類とは比較するに足らない世界であることを改めて感じてもらったみたい。
そしてここのご主人も竹細工職人さんで、これまた繊細で美しい仕事ぶりなのです。
彼のつくる竹細工と同じように、きちっと丁寧につくられた物たちが放つ美しさは、大量につくられた物たちとは比べようもないほどに、その根底が異なるのです。
ただ・・なかなか、異なるとは言え、いつも真っ先に比較されるのは”お金”。
だから職人さんたちも頭が痛いところ。
安い高い、とお金を秤にかけようとする前に、どういった造りなのか、どういった素材かなどを知ってほしい。
納品時にずっと小学生の蒼くんが見守っていて
「すごい引出しがいっぱいで、綺麗やなあ~。」って。
きっと貴方の子供に、「父さんが小さい頃になあ・・」っと言って、
語り継げる物にはなることは間違いないと思う。
そういった価値を、今の時代に忘れてしまわないように・・
野の草は物づくりをしたいと願うのでした。。
やっぱり無垢の仕事はやってて楽しい~!
カグマ製作所さんでした↑
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