梅雨ですねえ~
現場のほうは二軒とも荒壁乾燥中とあって梅雨の一休み。。
あわただしかった私も、ちょっと一息つける時期です。
そうだなあ~、毎年この梅雨の合間は私にとっては一息できる時期なのですよね
でも梅雨には梅雨の時期だけの仕事が・・。
そうなんです。
今年、仕込んだばかりの自前の手製味噌。
この梅雨時期が一番心配
ゲゲッ・・・・ ねっ、カビがひそかに繁殖中
梅雨入り前と梅雨明け後は、チェックが欠かせないのです。
カビたちにとっては最高に繁殖日和な梅雨時期
表面のカビをすくい取って、表面に酒かすを敷きこみます。
この酒かす、カビ対策にはなかなかの優れものなんですよ
酒かすを敷きこんでいればカビは全く寄りつかず。
お味噌もそれほど、酒っぽくもなりません。
おすすめ
これで一安心。。
っと、お次に・・梅雨の晴れ間をねらって畑に・・
お野菜たちもスクスクと成長をし、まさに野菜たちにとっては欠かすことのできない恵みの季節
梅雨がなくて、いきなり夏が来たとしたら、日本の野菜たちはこんなに豊かではなかったかもしれませんね
なくてはならない梅雨。。
っと、同時に・・草もスクスクと伸び盛り
こちらはあまり有難くはないのですが・・野菜以上に生命力のある草のこと、見る間に畑の風景は草一色に
油断すれば野菜たちも草に覆われていきますから。
さっそく草刈です。まあこれも梅雨仕事と言えば、そうかな・・
そして合間をみて・・、この時期は、これですね~
ほとんど世話もしなかったラッキョですが、ちゃんと出来てました。
二年物のラッキョになります。
ラッキョは、年々、放っておくと小さくなるのです。
だいたい二年物ぐらいがちょうど良いのです。
大きなラッキョより、粒の小さいラッキョが美味しいのですよね。
まあまあの出来
帰ってからまた一仕事。
茎と根を切って、洗って、薄皮を剥いて・・。
なんだかどうってことの無いこういった時間に、私は幸せを感じますね。。
作業をしている脇では猫たちもジャレあって、とてものどかで静かな時間です。。
食べるものを生み出していく。。
本当は、生きるって、つくづく、本当は多くのことは必要ないような気がするんですよね。
美味しい物を食べて、友人たちと幸せな時間をすごして、心地いい空気と景色のある場所で心身ともに健康で生きられたら。。
今の時代は、余計な事が多すぎるような気がしています。
戦争でもはじまれば、こんな心穏やかな時間など、どんなにお金を積んでも得ることができないでしょうに・・。
そしてラッキョって、発酵食品だって皆さんご存知ですか?
単に甘酢に漬かったのがラッキョだと思っていたら、大違いですよ~。
ちゃんと本格的に漬けるラッキョは塩水に漬けて、2週間ほど、じっと乳酸発酵をさせるのです。
ブクブクと泡が出てきて白く濁っていきますが、これが乳酸菌が沸いている証拠
日本の昔ながらの食品は、菌とともにある発酵文化なのですよね。
この乳酸発酵でグンっと!ラッキョの旨みが増すんです
そして滋養的にも身体にとてもイイ、理にかなった食品になるんです。
手間を惜しんで、時間を惜しめば、本当の美味しさや良さには出会えませんね。
家づくりも一緒
こういった事ひとつひとつを通して、日本文化が好きになる私なのです。
そしていつもこの時期は梅干なのですが、かなり梅干が残っているので、今年は奈良漬を
季節折々にある日本の食。
だんだん、こういったのが好きになってきました。
食も住まいも。。
梅雨の時期、すこし仕事も落ち着いている時期に、
こういった密かな家しごとの楽しみを味わう
今日この頃でした
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