お盆もあけて、この3週間乾燥中だった『ゆとりの家』の荒壁もすっかり乾燥しました。今度は、グニュと出て固まったこの表塗りの裏側に、裏返しが食いついていくことになります。食いつきが良さそうです。またこのしっかりと乾燥した表塗りに裏返しをすることで、裏返しの水分が表塗りに吸い込まれ、次の乾燥は少し早くなるとか。
そしてまたまた泥臭い薫りでも私はすっかり鼻がなれしまって、最近はあまりこの泥の匂いを感じません。左官さんもそうみたい。ご近所さんに聞くと、塗ってから4日ほどは匂いが漂っていたということでしたので、完全に乾燥しきるまで匂いがあるという訳ではなさそうです。しばらくまたご近所さんにご迷惑をかけつつの裏返し塗りとなります。まあ、ご迷惑と言っても身体に害のある揮発性の化学物質を撒き散らすような吹付工事とは違いますのでね
この日はしばらくぶりの作業とあって、建て主さんも現場に来られて、職人さんに飲み物やお菓子をふるまっていました。
そこで・・家づくりの貴重な機会なので土塗り体験をしていただくことに
そう、あの職人さんたちが生クリームを塗るかのようにスイスイと塗り上げていく土塗りを、ぜひ体感してほしい
子供さんもやる気満々!まずは親方に見本と指導をしてもらって、では
スイスイ~
のハズが・・、ボタ・・ボタ・・
手板の上に載せられた泥を、コテの上に載せ替えることも出来ないまま、泥は床に落ちてしまいます・・ 泥は壁に塗りつけられるより、床に塗りつけられる、といった感じ、笑いが止まりません
見るのとやるのとでは大違い!
しかも泥を載せた手板が重たくて、手板を持っていることさえ出来ない様に
ははは~ん、おかしいなあ。職人さんはあんなにスイスイと生クリームを塗るかのように軽々と塗っているのに
もう一度、職人さんの作業の様子を観察する建て主親子。。
「すごいいい~!!!」
「みてみて、あんなに一度にたくさんの泥をつけているよ~!!」
自分たちでやってみると、それまで何気に見ていた職人さんたちの仕事が、感動をもって理解できます 何事も体験してみるべし
さあ、ママと再チャレンジ
なんだかとっても楽しかったみたいで、二人とも「めちゃめちゃ楽しい~!」の歓声をあげながら、壁塗りを体感していきます。
これで職人さんのたいへんさも実感できたので、きっとこれからは左官さんの見方が変わってくるでしょう。そして何より自分たちの家づくりに関われたことは、きっとずっと心に残る良い思い出になったのではないかな。
なんだか微笑ましい光景に。嬉しくなります。
最後に記念に記して、壁塗り体験終了
夏休みの宿題の日記に、さっそく書くみたい
どんな日記になったか、また見せて欲しいな~。。
思い出にのこる楽しい壁塗り体験となりました 矢野さんありがとう。。
最近のコメント