設計事例

『集う家』

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土壁在来工法
設計:野の草設計室
施工:遊建

完成:2008年03月02日

子育て世代の若いご夫婦の住まい。
先祖代々林業に携わる家系とあって「息子たちの家には自分の山の木を使わせたい。」と、代々受け継がれてきた良質な自山の木を伐採。それを自然乾燥して『集う家』は建てました。
杉や桧以外にも桜などの広葉樹も、この日のために山の倉庫に長く保管さてきたものをキッチン台や食器棚や家具として、これから永く大切に使って頂けるように。
住まいや木の家具たちの色艶が家族の思い出を吸い込むかのように時を経ていく。そんな様子をご先祖さまも見守っています。
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「週末に小さなお店を家でしたいの。」
そんな要望をうけて土間ダイニングのある、庭に面して開放的な住まいを提案することになりました。
庭に面した土間ダイニングは子供たちが庭遊びをするにも、また夏は夕涼みをしながら夕食をとるのにも心地よい場となりそうです。

いつも庭の草木を感じ、人が集い、愉しく豊かな時間をここで過ごすことをイメージして、この土間を設計しました。
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侘びさびなものが大好きなご夫婦。
流行の漆喰より、土のままの仕上げとなる中塗り仕上げでの土壁をおススメしました。
家に住まわれ始めてからのこと
「この中塗りを勧めてくれて本当に良かった。」と喜んでもらいました。
私も大好きなこの土の壁。
毎日暮らしていて飽きが来ず、その風合いに癒される壁です。侘びさびな風合い。
今の時代の工業製品にはない質感です。
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