繋がりは繋がりをうむ。
今日はそんなきっかけではるばるご遠方からお客様♪
「ぜひに、誕生と成長の家を見学したい！」ということで、
『誕生と成長の家』Aさんご夫婦には、結で連休二日を石ハツリに来てもらったのに、さらにこれまた三連休の最後の締めくくりを野の草のために提供してくださることになり、ほんと頭があがりません（涙）。。

でも実は密かに一番楽しみにしてたのは私～（笑）。
お宅を引き渡してから、しばらくゆっくり来てなかったので久々の『誕生と成長の家』、その後の暮らしの様子も気になってました。
やっぱりお宅拝見はいつだって楽し！設計者の愉しみなのであります！

あら～玄関先のポストもすっかり良い錆色に～！
普通だったら錆て残念・・と言うところだろうけど、このポストは錆がふいてくるのを予定しての意匠。
風化までもを想定した意匠なので、「あら～すっかり素敵になって～♪」と第一声（笑）。
これは実はポストに限らず、家のつくりすべてに言えること。
風化による味わいが日を追うごとに増していっている『誕生と成長の家』。
訪れるたびに深くなっていく木の色艶やを感じて、ちょっと感動です。
建ってからもなおどんどんと美しさが増していく住まい。
それが伝統構法による昔ながらの家の良さであります。

さて、お伺いすると、大きく開け放たれたリビングの窓からは心地のいい風が家のなかを通りぬけていってました。
玄関からリビングにあがると、見学者さん一同「わあ、気持ちいい！」の第一声！
そう、身体でそして全身の五感がひらくような心地よさに、久しぶりに訪れた私も感動♪
家の素材でもある土や木も自然の産物ですが、それと同じく大きく開かれた住まいには外の自然とつながる心地よさがあります。
窓からはいってくる風は揺らいで肌をなで、エアコンではえられない何とも言えないほどの心地よさです。
そして大きな窓からは眩しいほどの庭の緑が・・、まるで自然と一つになったかのような癒し。。
家は性能や構造だけで決めるのでなく、人が生き物として暮らす器として、この『心地いい』がやっぱり一番私は大切に感じてます。。

家主Aさんのお話を聞きながら、夏もエアコンに頼らず快適に工夫して暮らしているご様子に、この家を十二分に活用してくださっていることが嬉しくなりました。
家の裏では家庭菜園の畑ができて、土にうめた生ごみからカボチャを収穫した話や、これから植えられる果樹の苗木がスタンバってたり、陸稲でのお米づくりに挑戦していることや、庭に道具小屋を自作しようかなど、これからの話もたくさんお聞きして、自然とともに暮らし、生きることを愉しんでいるご様子が、知り合った頃からのAさん夫婦の成長そのものであり、彼らが名付けた『誕生と成長の家』の物語らしいなあと、感じたのでした。

Aさんご夫婦のいつもながらの眩しいほどの素敵な笑顔♪
これからも素敵な物語をたくさんたくさんつくっていってくださいね～！
またお邪魔します♪