お盆休みも今日までの野の草、明日からはまた忙しい日常にもどりますが、お盆最後の今日は化学物質過敏症者の来訪があり新築相談をうけました。
いつもながらどの程度の過敏具合なのか?我が家は大丈夫?かと、ちょっとドキドキします。
でも足を運んでいただくことで、過敏症の程度をまずは我が家をとおして共有しやすいので必要不可欠です。
ひとまずは滞在してお話ができるので今後にむけてお互いにホッと一安心しました。
関東から移住地をもとめて愛媛に、いまも車中泊のようで、やはり滞在先もなかなか見つからない大変な様子に、想像をこえるご苦労を感じます。
「野の草設計室さんがいるから、この地に家を構えようと思って・・」そんな藁をつかむような気持で相談しに来られたご夫婦。「安心して暮らせる、それだけでいい。。」そんな当たり前すぎるほどのささやかな願いはいつもながらの化学物質過敏症者に共通する願い。でも化学物質過敏症となると幾つもの困難なハードルが・・そう簡単ではありません。でもひとつひとつ乗り越えていくこと、きっとその先には・・とついつい燃えてしまう性格の私(笑)。
2003年に建築基準法改正によってシックハウス対策が義務付けされ一時的に対策されたかのようですが、実情は化学物質過敏症は減っている感じはしません。むしろ今年に入ってから問い合わせが増えているような・・。
コロナによる巣ごもりで家にいる時間が増え、気温の上昇をともない室内の化学物質の揮発による暴露が原因なのはちょっと想像がつくところ。また規制された化学物質にかわって、代替えの化学物質が登場していることなど。
2003年以降に建てた家で現実として、夏に冷房しなくては化学物質が揮発してしまって身体を悪くする家があるということ、私たちは気をつけておかなければいけないことだと思います。
そうなると冷房が欠かせないと言うこと!?
いえ、そもそも論として人工的な化学物質を発することのない家づくりもあったはず。そこをいろんな便利さで私たちは健康や安全を二の次にしてしまっているから、起こる問題なのですよ!
また折をみて化学物質過敏症について書いていきたいと思います。。
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