わくわく材料ごしらえ♪

 

何する人ぞ、大人達のこの表情~😄
実はこれから『誕生と成長の家』に使うための”材料ごしらえ”。
熟練左官さんたちに指導してもらいながらの初の漆喰づくりです。

左官さんのしごとで最も要となるのが実は”材料ごしらえ”と言えます。
壁を”塗る”ことが左官さんの仕事と思っている人が多いかもしれないけど、それ以上に”材料ごしらえ”が仕事の要と言えます。
そのむかしは地場で採れる土(砂・砂利・粘土)や身近な海草や草、石灰などをつかって、あらゆる風合いを醸し出す壁をつくっていった左官。土を自由自在に変化させて壁や竈(かまど)をつくるのが左官さんの仕事でした。
今の時代、多くの左官さんたちは出来合いの材料(既にメーカーさんが作ってくれている材料)を壁に塗ることが仕事で、自分で材料ごしらえをする左官さんはとても少なくなっています。
大工さんが自分の手で木を加工しなくなってプレカットや既製品を使うようになっているのと同じように左官さんの現状も同じ・・😢
なんだかとっても悲しい😭
その地で採れる木や土をつかって我が家ができる、これほど素敵なことはないし、まさにそれこそ家はその地の気候風土のもと、その地の風景となっていくのです❤



↑海草である銀杏草を炊いている様子。糊となります。

簡単な事ではないけど色々を取り戻して、そして繋いでいかなければいけないのが今の時代です。
今回も!
これまで何度か矢野左官さんのところでは見てきた漆喰づくりだけど、今回は越智左官さん中心に自分たちで段取りして初となります。
これまた見るのと自分でするとなると別物。急遽、決まった話に段取りもバタバタで、右往左往の私😂
しかも大雨の最中に当たってしまって、段取りも狂ってきました。
そこは越智左官さんのほうが冷静で常に前向き。
失敗したくない私に対して、どこまでも包容力いっぱいで助けられます❤
そしてお施主様も一緒に参戦しながらの漆喰づくり。お施主様にもいろいろと助けられます。
まさに共に一緒につくる家です!
お施主さまいわく、一緒になって家を育てていっている状態🥰
きっと良い家になっていきます!


↑麻すさに炊いた海草糊を加えていく。

↑消石灰を加えて練る。

↑出来上がり!

自分で体験してしまうと案外簡単なようだけど「ここが肝心!」という要所がありました。
熟練左官さんのご指導あってこそ知ることができた要所。これからは自分たちで問題なく漆喰づくりが出来そうです♪
味噌づくりも同じで、作ったことないと、とっても難しいーハードル高いって思うものだけど、やってみると何てことなく簡単です。それと似てるかな。でもこの要所のところのコツが経験の賜物なのですよね❤
惜しみなく教えていただき、ありがとうございました!

作った漆喰はこれからしばらく寝かせてから使います。。
お味噌づくりと一緒で、つくった材料のひとつひとつが愛おしくなります!
家づくりとはそういうものかもしれません❤❤

関連記事

PAGE TOP