畳屋さんの手仕事

 

日に日に完成が近づいている『土間と風の家』!!
今日は山口から畳屋さんが来て、畳を収めてもらいました。
この畳表のイ草には瀬戸波が使われていて、使うごとに美しく飴色に輝いていくんです!
現状の畳の色も綺麗ですが、年月が経つことでなお一層美しくなる物っていいですよね

見てください!この厚さすごくないですか!
本来の畳は厚さ約50mm~約60mmあるんです。
見て分かるように中には藁床が詰まっていてかなりの重さなのです!

そして、この畳の端はなんと手縫い!
機械織り普通になっている現実ですが、お世話になっている畳屋さんはこのひと手間を惜しみません。
至る所に職人技や知恵があって畳屋さんの話しを聞き入っていた島崎です!

畳が納まった時の美しさ!
匂いも空気感も今までとまったく違って惚れ惚れします!

畳表が詰まっていて、目で見て瞬間からボコボコと盛り上がっているのは分かっていたものの・・・
掃除機をかけた時のボコボコ感といったら!!
山と谷の感覚が分かるほど!!
とてもビックリして一人大声で『すごい!すごい!』を連呼して騒いた島崎です・・ (笑)

引き続き今日は『つながる家+つなげる家』にも裏返し、表替えをした畳の納品に行ってきました。
この裏返しの畳は、中継ぎになっているんです!!
中央に、色の異なる部分があって、二本のイ草を継いで縫ったものが中継ぎの目印です!
非常に目が込んでいてとっても綺麗!!

そして!!
職人さんだからこそ出来る、現地での修正を始めて見させてもらいました!!
縫い物と同じく指貫を手に着けて、あの分厚い畳を手縫いしていました!
指貫の中には鉄板が入っているそうで、貫通することは今ではありませんが、
昔は手の平を貫通した方も居るそうで・・
それでも職人さんの手にかかればスイスイと縫っていくのですからビックリです!!
何度も確認しながら、微調節をして完成です!!
職人さんの手から作られる物は繊細であって、とても美しい・・
ヒトを引き付ける力を持っています!

今回の経験は常に驚きの連続でした!!
畳の厚さや重さの事、そして何より繊細で美しい!!
さらに、職人さんの妥協を許さない姿勢や作業をする姿に職人のポリシーを肌で感じた1日でした。
やはり!職人さんの姿ってヒトを魅了するなとしみじみ感じる島崎です。

関連記事

PAGE TOP