瓦屋さん見学。。

 

皆さんはじめまして!!

今年新しくstaffとして野の草設計室に入りました島崎希世と言います!
初めての投稿でドキドキです!!

まず簡単に自己紹介をしますね。
縁結びで有名な出雲大社がある島根県出身です。
新人staffにしては歳を取っていまして。。。
以前はまったく畑違いの職業に就いていましたが、
昔から物づくりの仕事をしたいと思っていて、
ある切っ掛けで設計の道に進むもうと決意して今に至ります。

設計の仕事に就くのなら!!日本人なら!昔ながらの木造建築をしたい、
設計だけでなく幅広い分野で建築に携わりたい、上辺だけを知っている設計士でなく、
多くの職人さんと話し合えるようになりたいと思っていました。
そして、素敵な縁に結ばれて野の草設計室にやってきました!

基本的にたくさんの事に興味を持つので(特に物づくり)常に目を光らせています!!
でも。。。人見知りな所が問題なのですが、
ここで積極的に話をしながら克服したいと思っています!!
分からない事が多く、迷惑をかけるかと思いますが精一杯頑張りますので
皆さん今後ともよろしくお願いします!!!

話は変わりまして!
お世話になっている菊間町の柚山瓦工業の工場を見学させて頂きました。

柚山瓦工業株式会社(以後柚山瓦さんと呼ばせていただきます。)はお寺から住宅、オブジェまで幅広く対応している会社です。ここで制作されている菊間瓦は歴史が長く、菊間瓦の起源は約700年前だと言われていて、菊間町は瓦の発祥の地なのだそう!
通常はプレスした瓦を乾燥⇒トロを塗り⇒乾燥⇒検品作業⇒1030℃~1060℃で焼く工程なのですが、今回はいぶし瓦を制作する中で職人さんの一手間加えた工程を見学させてもらいました。

この方は道具師さん。
プレスして瓦を成型し、乾燥させる前の柔らかい状態で細部に手を加える職人さんです。
なんとも滑らかに道具を使って面取りや曲線部分を整えて、尚且つ早いです!

出来上がった瓦は艶やかでとにかく美しい!!!
いつも思う事ですが、職人さんは難しいモノほどあたかも簡単にやってのけます!!まるで、自分でも出来るのではないかと錯覚してしまうように!(到底私如きが出来ることではないのに)やはり日々の積み重ねで技術を培っていく職人さんは素晴らしいですよね!

道具師さんが手を加えた後はトロ塗りの工程があるのですが、水で溶いた粘土と投石を瓦にコーティングするのですが、この作業をすることで光の反射を均等にして艶を一定にすることが出来るそうです。


 
その後の検品も1枚1枚隅々までチェックをしていき、乾燥させて焼いていきます。
手間を惜しまず細部にまでこだわりがありますよね!
柚山瓦さんは新しい事にも挑戦し続けていて、砥部焼きといぶし瓦をコラボして風鈴や金魚鉢などを製作する際にも協力されており、現在もコラボのオファーや海外からの仕事もあるそうです。情熱がある方には人が集まって来るのだなと思いました。
そして、柚山瓦さんのこだわりが、伝統が今後も受け継いでいってもらえたらと思いました。瓦だけでなく、少しでも多くの方が伝統と技術を継承し、伝統と現代をミックスしたモノを残していけたらどんなに素敵だろうなと思う島崎です。

最後に!
鬼瓦を制作する鬼師さんの作品!
残念ながら柚山さんのご自宅の玄関にあるので気軽には見ることが出来ないです。。。
すごい迫力でした!!!細部にまでこだわった職人技です!!
次回は誰にでも見てもらえる場所にも制作するようなので、その際はこの迫力を体感してもらえたらなと思います。

今回の見学で、細部にまでこだわりを持つからこそ、人を魅了するモノが出来上がっていくのだと感じました。さらに、モノづくりに携わる人のエネルギーはすごいと改めて実感する1日でした。
そして、もっと貪欲に多くの日本の伝統技術を見学したい!学びたい!やってみたい(笑)!
思いが強くなっている島崎でした!

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