古式な屋根素材。。

 

屋根瓦の下に使う『杉皮』!
いつも瓦葺きの下には、石油系のルーフィングではなく、この杉皮を利用しています。
杉皮~!!!!????
っと、侮ってはいけません!
杉が自らの体を守るコートでもある杉皮です。
数百年、時には千年も持ちこたえる性能があると言っても過言ではないです。
数百年の単位で、その耐久性を実証している現代の建材類はありません。
そう考えると、杉皮は凄いです!

過酷な屋根という環境のもと熱や雨に耐えてくれる素材。
石油系のルーフィングだと、この過酷な環境のもと通気素材でないので、屋根下地材の野地板を腐らせてしまう事があると聞きます。杉皮は、呼吸素材であるので昼夜の温度差による結露を防いでくれ、長く野地板を守ってくれます。
そう言えば太陽が照りつける昼間は杉皮はソリ返って、そして冷える夜間には杉皮のソリが納まっていて、まるで24時間自動運転のように屋根下地の通気を図ってくれていますキラキラ
やっぱり杉のコートである、杉皮は奥が深すぎです!
そしてこの杉皮の性質をよく理解したうえで杉皮を屋根下地材に利用しようとした先人たちの知恵に、やっぱり尊敬の念が耐えません!!

まだ愛媛では、杉皮をとる職人も残っており、使える環境であるというのは有り難いことです。でも年々、その担い手も少なくなってきていて・・・
使っていく事で、その良さを知っていただき応援していきたいと思っています!

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