伝統構法を繋ぐ若い芽。。

 

『土間と風の家』の刻み確認に行ってきました。
大石棟梁の刻屋では、ピシッとした空気感のもと静かに刻みが行われていました。

今年から1年生大工の司くんも刻みに励んでいて、なんだか初々しい♪
本当に大工が好きそうだし伝統構法が好きだ、というのが伝わってきます。

この刻みから発せられる空気感で、その純粋で熱い志が伝わってきます♪
これは愛媛の伝統構法を担い導いてくれる大工になるなっ、って予感!

大石棟梁の刻屋には若い先輩大工さんも入ってくれていて、刻みを手伝ってくれています。
彼も伝統構法にどんどん惹き込まれていっている一人で、なかなかのやり手の大工さんです。そして司くんにとっては良き指導者であります。
こうやって一緒に仕事をしていくことで若い大工は、先ゆく先輩の経験や感覚を盗んでいくんだなと、その空気感で感じました。

刃物研ぎから刻みのこと、道具のこと木のことなど、施主さまとの付き合い方など、一緒に仕事をしながら少しずつ学んでいくことが、どれほど今の時代貴重なことか。
多くの家づくりでは、刃物を研ぐことすらなく、刻むこともなく、施主と付き合うこともなく、本物の木の家づくりをして学ぶ機会も与えられていないのですから!
司くんにとってここには最高の環境があると言えます。
若い子が育つ場に、『土間と風の家』がなっていってくれているのなら、施主さま共々これほどに嬉しいことはありません。
またそれが私の最高の願いでもありましたから♪

家づくりとは昔からそういった場であったはずです!
綿々と繋がってきたものを絶やさないように。

こうやって若い芽が育っている姿はとても勇気づけられます。

花咲くように頑張ってきた私達です。
この子たちがこの先、その技術を活かしていけれる場ができるように・・
もっともっと伝統的な昔ながらの家づくりの良さを伝え発信していかなければと、
若い芽をみて感じるのでした!

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