野の草暮らしの仕事『味噌づくり』<味噌仕込み編>

 

各自で持ち帰った麹ちゃん。それぞれのお宅でそれぞれに育った麹。
みんな持ち寄ってゴールデンウィークに味噌仕込みをおこないました。

まずは麹品評会笑
ずら~っと並んだもろ蓋にはいった麹の様子。楽しい~!
保湿や加湿の方法・育成環境・保温の方法など、各家庭でどんな工夫をしたか、
その知恵をみんなで共有するためそれぞれに報告をしてもらいました。

玄米麹づくりは少し難易度は高めですが、みんな我が家の麹ちゃんの声を上手に聞けたようです手
麹づくりは命ある生き物の世界。
味噌やお漬物やお酒など、菌とつきあうことで培われ恩恵をえてきた日本の食文化を
ちょっと垣間みてくれると野の草としては嬉しいですアンパンマン

そして出来上がり方はそれぞれだけど、野の草のお味噌づくりでは出来の良い子も、出来の悪い子も、みんな一緒にしてお味噌にしていくのが習わしとなっています。

世の中が、優等生やエリートばかりではつまらない様に・・、
ちょっと育ちの悪い麹ちゃんだって、大きな視点で言うと何かとても大切な役割を果たしてくれるような気がするからです。
プロの様なお味噌の味にない、きっと奥深い味わいのお味噌になると感じていますハート

麹は塩切りをしておきます。
大人数の味噌をつくるため、大釜で何度も何度も大豆を炊いていきます。

庭先で火を焚くなんて、今の時代は難しくなっているけど、
こうやって庭先でいろいろと味噌や保存食をつくったり出来るのはありがたい事ですね手

出来上がった大豆たちは、茹で上がると同時に潰していきます。
ここは子供たちの出番。
出番と言わずとも、ずらっ~っと長い順番待ちの行列が出来ました笑

子供たちも大人たちのお手伝いが大好きハート
味噌づくりの随所では、子供たちと一緒にできる作業があって、大人も子供も一緒に楽しめる、暮らしのイベントと言えます手

ミンサーだけでは食感が均一すぎて面白くないので、足でも大豆を潰しました。
これで大豆のつぶつぶ感が味噌に加わります。
味噌の食感など、お好みに加減していけれるのも手づくりだからこそですね手

お昼タイムは、先日につづく一品持ち寄り。
やっぱり豊かですねえ~!
大家族でも一品持ち寄れば、どれだけ食べても0円ですからね手
毎日、一品持ちよりしたいぐらいです♪

さて、味噌づくりのクライマックスです!
総勢13家族分の110キロとなる、麹と大豆を混ぜ合わせますが、
当然のごとくそれに相応しい容器などありませんので、ここはシートのうえで。

みんなでぐるりと囲って、かなりの重量となる味噌を混ぜ合わせます。
まさに人海戦術です笑
掛け声をかけながら、セイノーセイ!ヨッコラ-セイ!
老いも若きも、セイノーセイ!ヨッコラーセイ!
グルグルと時計回りに、回る回る味噌、なかなかの力作業です。
でも何故か可笑しくってみんな笑いがとまりません笑

こうやって皆のエネルギーが混ぜ合わさった味噌。
きっと市販の味噌とは比べ物にならないようなパワーの出る味噌になりそうでしょ手

味噌づくりはまさに”暮らしの祭り”のようです。
昔は1年に1回、老いも若きも集まって、こういった暮らしのなかでの共同作業、まるでお祭りのように作業があったのでしょうね。
それを思うような味噌づくりとなりました。

野の草の味噌づくりも今回で6回目となりました。
準備等はとてもたいへんですが、みんなの楽しそうな笑顔をみていると、またやりたいなと思ってしまうのが味噌づくりです。
出来上がった味噌のお値段は、オーガニックで塩や食材にこだわっても576円/キロ。
ねっ、手づくりする価値って、ありますよね。
毎日食べるお味噌だから。
そして手づくりの食をひとつひとつ見直していきたいところですねハート

二回にわたった野の草の味噌づくりもこれにて終了~手
みんななんだか全力を出し切ったような達成感と一体感がありました。
最後はゆるりと音楽で盛り上がり、みなで片付けをして、
良い余韻をのこしながら解散となりましたハート

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