『風薫る家』ちょっとお披露目。。

 

先日、『風薫る家』もお引渡しが終わりました。
これで私もちょっと一息です
でもまだ庭工事が
夏ということもあって庭木に負担のかからない秋ごろに庭づくりをおこなうので、今しばらく庭のない状態。だから今はちょっと見て下さいと言わんばかりに家がでしゃばっているので、設計者としてはとても恥ずかしい感じやっぱり家は木々の間から見え隠れするぐらいが、控えめでちょうどいいですね。

ひとまず 『風薫る家』ちょっとお披露目です。。

今回は、建て主さんが和のアンティークの小物や家具をたくさんお持ちなので、それに合うようにちびっと和テイストを加えました。
壁は化学糊を使用している既成品ではなく、左官さんにこしらえて頂いた本物のじゅらく壁です。
渋い色合いが和モダンの空間に渋みをきかせています。

ねずみ色の壁なんですが、こんな渋い壁もイイでしょ
またまた本物が織り成す壁の魅力に、はまってしまった設計者であります
この壁のもつ空気感、忘れてますよね。現代の建築は!

またひとつ新たな感覚を発見したかのような気持ちになります。
だから止められません昔ながらの家づくり。

手法は昔ながらだけど、決して古臭くはない家づくり。
先人たちが幾世代にも渡って磨き上げ、そして電気や断熱材に依存しなくても快適に住まうことのできる家。日本という温暖多湿な気候で100年200年と長く家をもたせていく知恵がつまった家。それは決して古臭くはない。

大切なのは、先人たちが残したものを生かしながら現代の物づくりをしていくこと。
たった一世代で考えられた物なんて、たかが知れています。
この日本という地震もあり湿度もあるという気候の下で試行錯誤されてきた知恵。
それは尊い宝であります。
それに対して今を生きる人たちが謙虚であるということが問われているのかな?

ゴミを出さず、石油資源を浪費することなく、電気に依存しなくても快適に住まう知恵。地球資源を食い尽くすのではなく持続し循環できる昔ながらの家は、今の時代最先端の家だと言っていいのではないでしょうか。
だからやっぱり止められない

もっともっと、人(職人)を生かし、自然を生かし、木と土の昔ながらの家づくりが広まっていくことを願って、AASTUDIOの家づくりは今後もつづいていきます~

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